エリザベス・ゴールデンエイジ

世界史未履修な高校生だったために背景はよくわからないのだけれども、スペインとの戦いとかスコットランドのメアリー女王とのいざこざとかその辺の時代のイングランドが舞台。
実は2作目なんだってね、知らなかった。


歴史ものとして期待していくと、かなり肩すかしかも。
暗号解読(上) (新潮文庫)で読んだ陰謀の話も一切暗号は絡まなかった。
メモ書き渡しているだけ。
戦争もアッサリと終わる。


しかしヒューマンドラマとしては面白かった。
主演の女優がすごいのかなぁ。
女王という立場となった女性の孤独・苦悩、そして成長。
そういう面が良く描かれていた印象を受けた。
あと映像も凄かった。
戦争シーンのCGはしょぼかったけれど、衣装とかお城とかはマネーを感じる出来だった。


もう少し背景に対する基礎知識があった方が楽しめたのかな。
この戦いくらい「常識」なのだろうけど、その常識が欠けた人間もいるので。
特に外国人にはね。
日本の時代劇で関ヶ原の合戦を描いたものを外国人が見たら最初そう感じるのかな?