理科系の作文技術

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

きっかけは、仕様書を作成して上司にレビューされた時のコメント。
書かれている中身云々以前に、仕様書としての書き方になっていないと指摘され読んでみた一冊。


論文を書く人のみならず、他人と仕事をして、少しでも文章を書くなら読むべき内容だった。
一言で言えば、シンプルに誤解されないように書く、ということが肝。
簡単なようでいて、その視点をもつだけで実際に書く文書が変わるから不思議。
配属されたばかりの後輩の仕様書レビューにも役立っている。


新人を見ていると思うのだけれど、学生時代にみんな論文とか書いているのに、この辺りがなかなか身についていないのが勿体無い。
(大学行っていなかった人間が言うのもあれだけど)
特にIT系とかで専門外の業種に就職するのであれば、就職決まってからの一年で要旨のまとまった文書の書き方を学んでくればいいのに。
中途半端な業界知識より第一印象違うのになぁ。
もちろん自分自身への反省でもあるが。